ミラニスタのレポート

ミランの試合内容・結果、移籍情報等を綴っています

「ミラン vs トリノ」

08/09セリエA第32節。

3位ミランと残留争いをする17位トリノの対戦。2位ユベントスの失速により順位を上げることも可能だ。


<スタメン>

        パト  インザーギ

          カカ

   アンブロジーニ    ベッカム

          ピルロ

ザンブロッタ           フラミニ

     マルディーニ  センデロス

          ジーダ

ヤンクロフスキが出場停止でマルディーニも本調子ではなく最終ラインは緊急事態。それでも最近は失点は少なく抑えている。セードルフ、ロナウジーニョはベンチスタート。ダルミアン、マッティオーニ、カルダシオといったあたりもベンチに名を連ねた。


<前半>

開始直後こそ少しトリノにキープされたが、すぐにフラミニのオーバーラップをきっかけに流れを引き寄せた。

そして12分、先制に成功した!ベッカムのコーナーキックからインザーギがヘディングできれいに合わせた!フリーになる見事なポジション取りだった!

さらに37分にもインザーギが決めてドッピエッタ!またもベッカムからだったが、その意表を突く正確なアシストパスも見事だった!シュートを打つと見せかけてからのまさかのショートクロス!


前半を2点リードで折り返す理想的な展開。圧倒的に攻めているわけではなかったが、コントロールはしていた。ベッカムインザーギのラインは素晴らしい。2得点以外にも可能性あるコンビだった。右サイドバックに入ったフラミニザンブロッタ以上にオーバーラップを仕掛けていく積極性を見せていた。最終ラインもトリノがビアンキのワントップということもあり守りやすかったのだろうが、センデロスが良い判断で比較的動きも多くマルディーニの負担を軽くさせていた。


<後半>

後半は頭からパトに代えてロナウジーニョを入れた。

その効果はまたもないかと思われたが、59分にラストパスを出した!そしてインザーギがトリプレッタ!ワントップになったインザーギだったが、カカが上手く相手ディフェンダーをフリーランニングでひきつけて、インザーギの飛び出しをサポートした!

65分にはそのインザーギを下げて、シェフチェンコを投入。

そして68分、試合を決定付ける4点目が入った!アンブロジーニが後方から飛び出してキーパーにエリア内で倒されPKを獲得。カカがこれを沈めた!

余裕の出たミランは最後のカードにダルミアンを選択。マルディーニと交代。

完封したかったが80分にコーナーキックからフランチェスキーニに決められ1点を返されてしまった。

そしてダメ押しは90分!カカのスルーパスからアンブロジーニが飛び出しからシュートを決めた!


<結果>

ミラン 5-1 トリノ


<得点>

ミラン 12分 インザーギ
    37分 インザーギ
    59分 インザーギ
    68分 カカ(PK)
    90分 アンブロジーニ

トリノ 80分 フランチェスキーニ


<チーム評価>

7.0


<個人評価>

ジーダ:6.0
フラミニ:7.0
センデロス:6.5
マルディーニ:6.0
ザンブロッタ:6.0
ピルロ:6.5
ベッカム:7.0
アンブロジーニ:6.5
カカ:6.0
インザーギ:8.0
パト:6.0
ロナウジーニョ:5.5
シェフチェンコ:5.0
ダルミアン:5.5

アンチェロッティ:6.5


<マン・オブ・ザ・マッチ>

インザーギ


インザーギがトリプレッタで大勝。どれもらしさの出たゴールだった。ベッカムとの相性も抜群。最後もさらなる追加点を奪いにいく姿勢も良かったが、ロナウジーニョ、シェフチェンコはあまり活躍できない。カカもコンディションを少しずつ上げてきている。そしてフラミニが本職ではないサイドバックで大奮起。持ち前の運動量を攻守にいかんなく発揮した。ダルミアンも投入できるほど余裕の展開で安心して見ることができた。