「ミラン vs パレルモ」
08/09セリエA第33節。
前節の勝利で2位ユベントスと勝ち点を並べたミラン。4位ジェノアとは勝ち点差が拡がっているが油断はできない。
対するパレルモは7位でEL圏内を狙える位置。しかもビッグクラブに強い。
<スタメン>
セードルフ カカ
ファバッリ マルディーニ
ジーダ
絶好調インザーギはスタメンだが、パトは負傷で欠場。ヤンクロフスキ、ロナウジーニョがベンチスタート。
<前半>
立ち上がりこそパレルモにシュートまでもっていかれる場面があったが、焦らずにポゼッションするようになった。
そして10分、PKによりミランが先制した!ベッカムからロングボールがインザーギ目掛けてフィードされたが、クリアされかけてそこにアンブロジーニが詰めて相手のファールを誘った!PKはもちろんカカ!
さらに20分、追加点はインザーギ!アンブロジーニとカカの華麗なワンツーから最後はアンブロジーニのクロスにインザーギがヘディングで叩き込んだ!
雨が強くなるにつれてミランがテクニックの高さで優位に立った。ベッカムが何度か足を滑らせてしまったが、悪いピッチコンディションで最終ラインでのボール回しやカカのボールコントロールが際立っていた。両サイドも上がれてそこにベッカムやアンブロジーニも絡めてバランスがとても取れていた。パレルモが良くないのもあった。中途半端な前線からのプレッシャーで統一感がなく、間延びしていた。そのおかげで前も向きやすかったし、パスも通しやすかった。
<後半>
2点を追いかけるパレルモだったが、後半開始早々48分にボボが2枚目のイエローで退場して一人少なくなった。
これで完全にゲームを支配できるようになった。
そして早くも試合を決定付ける3点目は56分!再びカカのPKだった!カカがエリア内で仕掛けて倒された。
64分にロナウジーニョが投入された。続けてシェフチェンコも。
79分にはカルダシオを入れることができた。セリエAデビュー。
ところが活躍場面はなく終了した。
<結果>
ミラン 3-0 パレルモ
<得点>
ミラン 10分 カカ(PK)
20分 インザーギ
56分 カカ(PK)
<チーム評価>
7.0
<個人評価>
ジーダ:5.5
フラミニ:6.5
マルディーニ:6.0
ファバッリ:5.5
ザンブロッタ:6.0
ピルロ:6.5
ベッカム:6.0
アンブロジーニ:7.0
カカ:7.5
セードルフ:5.5
インザーギ:6.5
ロナウジーニョ:4.5
シェフチェンコ:5.0
カルダシオ:5.5
アンチェロッティ:6.5
<マン・オブ・ザ・マッチ>
カカ
難敵パレルモに完勝。後半は数的優位もあったがピンチはなかった。カカとインザーギの2試合連続得点で勝利。ミランはラインを高く保って寄せも良くて選手間の距離等バランス良かった。カカはコンディションが上がってきた。前に出るドリブルが見られるようになってきた。アンブロジーニとフラミニも良かった。特にフラミニは最後まで運動量落ちることなく右サイドバックをこなした。上がるタイミングも良いから、これでクロスも上げられるようになれば脅威の右サイドバックになり得る。