ミラニスタのレポート

ミランの試合内容・結果、移籍情報等を綴っています

「フィオレンティーナ vs ミラン」

08/09セリエA第38節。

最終節。終盤にきてユベントスにホームで引き分け、ウディネーゼとローマに連敗したミラン。昨シーズン同様、今シーズンもまさかまたフィオレンティーナとCL出場権を巡って争うことになるとは。4位フィオレンティーナが3位ミランを抜くためには2点差以上で勝利する必要がある。つまりミランは1点差での負けなら3位確保。勝利or引き分けなら2位ユベントスの結果次第で2位に上がれる。そしてパオロ・マルディーニのラストゲーム。ミランでの公式戦902試合目。


<スタメン>

         インザーギ

      セードルフ   カカ

    フラミニ       ベッカム

          ピルロ

ヤンクロフスキ         ザンブロッタ

     ファバッリ   マルディーニ

          ジーダ

サブ:カラチ、センデロス、ネスタ、ガットゥーゾ、パト、ロナウジーニョ、シェフチェンコ

アンブロジーニが累積出場停止。足首のケガが心配されたベッカムも間に合った。フラミニが久々に中盤でのスタメン。ネスタがベンチ入りできた。


<前半>

前半は0-0。立ち上がりこそフィオレンティーナが勢い良く仕掛けたが、ミランは慌てずボール回しをしてペースを掴もうとした。フィオレンティーナは特に左サイドからのクロスを中心にチャンスを作った。ミランは無理に前掛かりにならなかったこともあったが、インザーギにボールが渡ることがなかった。ヤンクロフスキが一番積極的だった。3本惜しいシュートがあった。最も惜しかったのはカカの落としからのフラミニのミドルだったがバーに阻まれた。ピルロセードルフが集中や精度を欠いていた。


<後半>

マルディーニのためにも勝ちたいミランは55分、先制点を奪った!右サイドバックザンブロッタのクロスにインザーギが合わせにいき、こぼれたところにカカが詰めた!

フィオレンティーナは65分にバルガスとヨベティッチをゴッビとヨルゲンセンに代えた。

ミランの最初の交代はパト。70分にインザーギに代わって投入された。

同じタイミングでフィオレンティーナはクズマノビッチを入れた。

そして76分、カウンターから貴重な追加点が入った!カカが持ち運んでパトにスルーパス、キーパーが出てきたところを少し浮かしてゴール!

ここでファバッリに代わってネスタが出場した。

さらには残り約10分でガットゥーゾも入った。

マルディーニの周りを親しい選手たちが囲んで最後のボイッスルが鳴った。


<結果>

フィオレンティーナ 0-2 ミラン


<得点>

ミラン 55分 カカ
    76分 パト


<チーム評価>

6.5


<個人評価>

ジーダ:5.5
ザンブロッタ:6.0
マルディーニ:6.0
ファバッリ:6.5
ヤンクロフスキ:6.5
ピルロ:5.5
ベッカム:6.0
フラミニ:6.0
カカ:7.0
セードルフ:5.0
インザーギ:5.5
パト:6.5
ネスタ:5.5
ガットゥーゾ:5.5

アンチェロッティ:6.5


<マン・オブ・ザ・マッチ>

カカ


今季最後の試合を勝利で終えることができた。マルディーニのラストゲームとしては良かったのではないか。試合巧者ぶりを見せた勝ち方だった。これで3位以上確定で終えた。来季はCLにストレートイン。でも、これでマルディーニのプレーしている姿が見れないとなると残念だ。ピッチ上にいるのがあまりにも自然すぎた。