「リバプール vs アストンビラ」
08/09プレミアリーグ。
CLではレアルマドリード、そして先週は国内リーグでマンチェスターUにオールド・トラッフォードで大勝したリバプール。プレミアリーグを混戦に持ち込んだ。さらにアルベロアとシャビ・アロンソがスタメンに復帰。控えにアッガーも戻ってきて、ここにきてほぼベストな状態になってきた。
対してアストンビラは最近調子を落としてきている。4強を苦しめる位置からこれ以上離されるわけにはいかない。アグボンラホールはベンチスタートになってしまった。
<前半>
激しい立ち上がりまずリバプールがものにした!8分、ジェラードのフリーキックからクロスバーに当たって跳ね返ったボールに素早く反応したカイトがボレーで強烈に叩き込んだ!
流れは完全にリバプール。圧倒的にリズムが違った。
だがアストンビラも負い目を感じることなくサイドから速い攻撃を見せていた。
ところがリバプールが追加点を奪った!33分、アストンビラのセットプレーのカウンターからだった!アシストしたのはキーパーのレイナ!得意のロングパントキックからリエラが左足でボレーを押し込んだ!
そして続く39分、リバプールが早くも試合を決めてしまう3点目を入れた!レオ・コーカーがエリア内でリエラを倒してPKに。ジェラードが沈めた!
これでアストンビラは集中が切れてファールが多くなってしまった。
前半だけでホームのリバプールが3点のリード。目立ってないのはフェルナンド・トーレスくらいで、それ以外は動きがかなり良い。それが速いボールの展開に繋がっている。アストンビラも狙いの攻撃はできている。カリューとヘスキーをツートップにおいてのハイボール狙い。両サイドからもっと良いクロスが上げられればというところ。レイナがセーブした場面もあったから可能性はある。ただ、後半だけで3点追いつくのは相当難しい。
<後半>
後半早々リバプールがダメ押し!50分、ジェラードがエリア近くのセットプレーからこの試合2点目!
アストンビラは58分に4点差が付いてしまってからアグボンラホールを投入。
そして65分、ジェラードがハットトリックを達成した!これもPKだったが、フェルナンド・トーレスの突破からキーパーのフリーデルがファールをして与えてしまった。しかもフリーデルはこれで一発退場。人数まで少なくなってしまった。
リバプールはその後シャビ・アロンソ、アルベロア、ジェラードを休ませることのできる理想的な展開を見せた。
アストンビラは一矢報いることはできずに完敗。
<結果>
<得点>
リバプール 8分 カイト
33分 リエラ
39分 ジェラード(PK)
50分 ジェラード
65分 ジェラード(PK)
<マン・オブ・ザ・マッチ>
ジェラード
CLも含めてここ3試合で13得点と大爆発のリバプール。しかも相手は強いところばかり。内容もほとんど申し分ない。この試合も数箇所パスミスがあったくらいで完璧に近かった。後半は前半以上に失点の心配はなかった。フェルナンド・トーレスの得点こそなかったが、そこだけはアストンビラが上手く守ったなといった感じだった。ジェラードのハットトリックはあったけど、全体的にかなり良い状態。リエラも良かった。逆にアストンビラはこの時期にアンフィールドに乗り込まないといけなかったのは不運としか言いようがない。