「アメリカ vs イタリア」
2009FIFAコンフェデレーションズカップ南アフリカ大会グループB。
北中米カリブ王者アメリカ。そして現世界王者のイタリアが登場。
<前半>
慎重な立ち上がりとなった序盤。
34分にアメリカのクラークが一発退場となった。
ところが一人少なくなったアメリカが先制した!41分、エリア内でキエッリーニがファウルを犯してPKを献上。これをドノバンが決めた!
イタリアは不安要素がそのまま出ている。4-3-3は機能せず、アメリカの方に多くチャンスを作られている。強固なセンターバックの前にジラルディーノは孤立。ヤクインタも左サイドでは何もできないでいた。守備陣では最終ラインと中盤の微妙な距離感や詰めの甘さが目立った。
<後半>
後半に入っても可能性の見られないイタリアは56分にカモラネージとガットゥーゾを下げて、モントリーボとジュゼッペ・ロッシを投入。
するとそれがすぐに当たった!58分、ジュゼッペ・ロッシが相手からボールを奪うとそのままロングシュートを放ち、絶対に取れないコースに突き刺した!ワールドクラスのロングシュートだった!
流れを引き寄せたイタリアは24分にジラルディーノからトーニに代えた。
そして今度はデ・ロッシが意表を突くロングシュートで勝ち越した!72分にようやく逆転に成功した!
そして最後に勝負を決めたのはジュゼッペ・ロッシだった!94分、左サイドからピルロが持ち運び、折り返しにジュゼッペ・ロッシが押し込んだ!
<結果>
アメリカ 1-3 イタリア
<得点>
アメリカ 41分 ドノバン(PK)
イタリア 58分 ジュゼッペ・ロッシ
72分 デ・ロッシ
90+4分 ジュゼッペ・ロッシ
<マン・オブ・ザ・マッチ>
先制を許したイタリアがジュゼッペ・ロッシの大活躍で逆転勝利した。ジュゼッペ・ロッシが貴重な同点ゴールを自ら決めて流れまで一気に引き寄せた。交代させたリッピのタイミングも良かった。早々に一人少なくなってしまったアメリカは不運もあった。