ミラニスタのレポート

ミランの試合内容・結果、移籍情報等を綴っています

「ミラン vs ローマ」

11/12セリエA第29節


スタジアム:スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ(ミラノ)
キックオフ:2012年3月24日18:00(現地時間)


<第28節終了時点>
ミラン:1位 勝点60 18勝6分4敗(3連勝中)
ローマ:6位 勝点44 13勝5分10敗(2連勝中)


<第10節結果(スタディオ・オリンピコ)>
ローマ 2-3 ミラン


<スタメン>
ミラン(4-3-1-2)
GK:アッビアーティ
DF:ボネーラ メクセス チアゴ・シウバ(2G) メスバ
MF:ノチェリーノ(9G) アンブロジーニ(C/1G) ムンタリ(1G) エマヌエルソン(2G)
FW:イブラヒモビッチ(20G) エル・シャーラウィ(2G)
 サブ:アメーリア ネスタ(1G) ザンブロッタ(1G) カルモナ アクイラーニ(1G) セードルフ(2G) ボアテング(4G) 
 ベンチ外:ローマ ピシテッリ ジェペス(1G) エリー デ・シリオ ファン・ボメル ガットゥーゾ カルヴァーノ ヴァローティ インノチェンティ クリスタンテ
 出場停止:アントニーニ
 出場不可:アバーテ フラミニ ストラッサー メルケル カッサーノ(2G) ロビーニョ(4G) パト(1G) マキシ・ロペス(1G) インザーギ
監督:アッレグリ


ローマ(4-3-1-2)
GK:ステケレンブルフ
DF:ロージ ケアー エインセ タッデイ
MF:ガゴ デ・ロッシ マルキーニョ トッティ(C)
FW:オスバルド ボリーニ
監督:ルイス・エンリケ


主審:マッツォレーニ


ともに完封で連勝中のチーム同士の対決。


ミランは翌週ミッドウィークにはCLバルセロナ戦を控える。

ネスタ、ファン・ボメルセードルフボアテングが復帰して招集され、メクセスも3試合の出場停止から明けた。逆にアントニーニは累積で出場停止。マキシ・ロペスインザーギが負傷離脱でFWはわずか2人という状況に。バルセロナ戦にアバーテ、メルケルロビーニョマキシ・ロペスが間に合うかどうか…。


<前半>

11分:交代:ミラン:チアゴ・シウバザンブロッタ  序盤にいきなりアクシデント。チアゴ・シウバが足を痛めて交代を余儀なくされた。ボネーラがセンターに回ってザンブロッタが右サイドに入った。

44分:得点:ローマ:オスバルド  守備陣のもたつきから失点。なかなかクリアできずにいるとデ・ロッシミドルシュートを最後オスバルドにコースを変えられて先制点を許した。


ミランが全体的に支配しながらもチアゴ・シウバの早い交代、先制点の献上と結果だけ見れば前半は酷いものに。ただ、チアゴ・シウバの代わりにセンターバックに回ったボネーラは最終ラインで最も良かった。まるでチアゴ・シウバの強さが移ったかのように屈強さを見せた。逆にザンブロッタは最もミスが目立った。失点時もそもそもザンブロッタが最初に無理な繋ぎをしようとして奪われたのも原因だった。中盤の守備もイマイチ。攻撃の時間が長かったのと、奪ってからのカウンターへの動き出しは良かったが、ムンタリよりはエル・シャーラウィの方が守備が効いていたり…。エル・シャーラウィは運動量豊富にゴールに迫ったシュートも2本あり惜しかった。


<後半>

53分:得点:ミラン:イブラヒモビッチ(PK)  アンブロジーニのシュートがデ・ロッシの手に当たってPKを獲得!イブラヒモビッチが確実に沈めて同点!

55分:交代:ミラン:エマヌエルソンボアテング

57分:交代:ローマ:トッティ → ボージャン ボリーニ → ピャニッチ

80分:交代:ローマ:ガゴ → ラメラ

83分:得点:ミラン:イブラヒモビッチ  ついにチャンスをものにしたミランが逆転!後方からのロングパスが最終ラインの裏に抜けてイブラヒモビッチが規格外の強さを見せつけて独力で押し込んだ!

86分:交代:ミラン:エル・シャーラウィ → アクイラーニ


<結果>

ミラン 2-1 ローマ


<得点>

ミラン 53分 イブラヒモビッチ(PK)
    83分 イブラヒモビッチ

ローマ 44分 オスバルド


<チーム評価>

6.0


<個人評価>

アッビアーティ:5.0
ボネーラ:6.5
メクセス:6.0
チアゴ・シウバ:-
メスバ:5.5
ノチェリーノ:5.5
アンブロジーニ:6.0
ムンタリ:5.0
エマヌエルソン:5.0
イブラヒモビッチ:6.0
エル・シャーラウィ:6.5
ザンブロッタ:4.5
ボアテング:5.5
アクイラーニ:-

アッレグリ:6.0


<マン・オブ・ザ・マッチ>

ボネーラ


イブラヒモビッチのドッピエッタで逆転勝利。セリエ4連勝。ただ、イブラヒモビッチは出来は良くなかった。パス成功率も低く、得点シーン以外はらしくなかった。それでも2点決めて勝利に導くのはすごいのだけれども。直接得点には繋がらなかったものの、貢献度の高さで言えばエル・シャーラウィ、ボネーラ、そしてアンブロジーニだった。エル・シャーラウィは攻守両面に常に顔を出してよく走った。プレッシャーのかけ方も最も良く、成長著しい姿を見せている。ボネーラはチアゴ・シウバの負傷で急きょセンターバックに回ったが圧倒的な存在感を示してローマ攻撃陣の前に立ちはだかった。アンブロジーニはフィルター役をこなした上で、ときおりカウンターに繋がるサイドへのパスを出したり、最前線へ飛び出したり、1点目のPK獲得にも繋がるプレーをした。ボアテングも後半途中から元気な姿を見せたが、逆にザンブロッタムンタリは不安定なプレーでウィークポイントとなった。そのムンタリとメスバが累積で次節出場停止。


<今後の日程(現地時間)>

3/28(水) 20:45 チャンピオンズリーグ決勝トーナメント準々決勝1st leg バルセロナ(H)

3/31(土) 18:00 セリエA第30節 カターニア(A)

4/3(火) 20:45 チャンピオンズリーグ決勝トーナメント準々決勝2nd leg バルセロナ(A)

4/7(土) 15:00 セリエA第31節 フィオレンティーナ(H)

4/10(火) 20:45 セリエA第32節 キエーボ(A)