ミラニスタのレポート

ミランの試合内容・結果、移籍情報等を綴っています

「ディナモキエフ vs インテル」

09/10チャンピオンズリーググループステージ第4節グループF


スタジアム:バレリー・ロバノフスキー・スタジアム(キエフ/ウクライナ)
キックオフ:2009年11月4日20:45(現地時間)


<第3節終了時点>
ディナモキエフ:2位 勝点4 1勝1分1敗
インテル:4位 勝点3 3分


<スタメン>
ディナモキエフ(4-2-3-1):GK:ボグシュ DF:エレメンコ ハチェリティ レアンドロ・アウメイダ マグロン MF:ミハリク ブコイェビッチ シェフチェンコ ニンコビッチ ヤルモレンコ FW:ミレフスキー
監督:ガザエフ
インテル(4-3-1-2):GK:ジュリオ・セーザル DF:マイコン ルシオ サムエル キブ MF:サネッティ カンビアッソ スタンコビッチ スナイデル FW:ディエゴ・ミリート エトー
監督:モウリーニョ
主審:ライェク


インフルエンザ大流行のウクライナの地での1戦。ルビンカザンがバルセロナに対してカンプ・ノウでジャイアント・キリングをやってのけたので大混戦となったグループF。勝点1差内に全てのチームが入っている。

インテルは1年間チャンピオンズリーグで勝利なし。今大会もここまでなんと3戦連続ドロー。負けていないのに最下位に位置している。


<前半>

21分:得点:ディナモキエフ:シェフチェンコ  ペナルティエリア外センターやや右寄りからシェフチェンコが胸トラップボレーを決めてディナモキエフが先制!ディフェンダーのプレッシャーを受けながらも左足で打ったシュートがループ気味にゴールに沈んだ!


追いつめられていたインテルがさらに追いつめられた。インテルがアウェーでも勝たなければならないから攻めている時間が長かったが、カウンターを仕掛けるディナモキエフの方が良いゲームをしていた。目立っていたのはシェフチェンコ、ミレフスキーと両サイドバックのエレメンコ、マグロン。守備をきっちりやるが、ミレフスキーのポストプレーもしっかりしていたため両サイドバックが効果的に上がっていた。インテルはワンタッチパスやディエゴ・ミリートのチャンスメイクもあって形は作っていたが、全体的に失点前からすでに焦っているかのようなプレーだった。


<後半>

ハーフタイム:交代:インテル:カンビアッソチアゴ・モッタ キブ→バロテッリ  サネッティを左サイドバックにして前線はスリートップに。

70分:交代:ディナモキエフ:ミレフスキー→グゼフ

79分:交代:インテル:サムエル→ムンタリ

86分:得点:インテル:ディエゴ・ミリート  攻撃を繰り返していたインテルがようやく同点に追いついた!スナイデルの強いパスをしっかり足元で止めたディエゴ・ミリートがジャストミートはしなかったが上手く流れて入った!

89分:得点:インテル:スナイデル  なんと土壇場で逆転に成功したインテルムンタリミドルシュートをボグシュが抑えられず、こぼれたボールをディエゴ・ミリートが押し込むがこれはボグシュがよく弾き、そこにスナイデルが詰めてきた!


<結果>

ディナモキエフ 1-2 インテル


<得点>

ディナモキエフ 21分 シェフチェンコ

インテル 86分 ディエゴ・ミリート
     89分 スナイデル


<マン・オブ・ザ・マッチ>

ディエゴ・ミリート


インテルがまさかの逆転勝利。ディナモキエフは85分までプラン通りだった。勝ち試合を落としてしまう悪夢の結果となってしまった。ミレフスキーのところでボールが収まって時間が取れていただけに交代がどうだったのかと言われそうだ。守備ではシュートを打たれすぎた。際どい場面でもディフェンダーがよく付いていたとも言えるが同点ゴールはディエゴ・ミリートを放した。インテルは不運も続いたが最後まで諦めなかったことが3分間での2得点を生んだ。1年ぶりのCLでの勝利。ディナモキエフのヤルモレンコは決定的な活躍はしなかったが運動量はかなり豊富。左サイドを縦にずっと動き続けた。テクニックはありそうだが前に抜けたり、クロスを上げたりはできなかった。