「イングランド vs ウクライナ」
2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会欧州予選グループ6。
4戦全勝中、絶好調のイングランドが同グループのライバルであるウクライナをホームに迎えた。ところがストライカー陣が次々に負傷してしまい若干の暗雲が立ち込めている。
ウクライナはなんとか勝ち点を挙げたいところ。
ミランのベッカムとシェフチェンコは共にベンチスタートとなった。
<前半>
イングランドは序盤から攻めながらもウクライナに上手く守られていた。
ところが29分、イングランドが先制した!コーナーキックからテリーが落とし、クラウチがボレーで合わせて叩き込んだ!
イングランドはリードして折り返したが、引かれたウクライナに対して入り込めていなかった。アシュリー・コールの軽率なミスもあり守備面も不安があった。
<後半>
ウクライナが先に動いた。55分にシェフチェンコを投入したが、ボロニンとの交代となった。
その3分後にはイングランドがベッカムを入れて、両チームにミランの選手が登場した。
後半も膠着状態が続いていたが、それを動かしたのはシェフチェンコだった!74分、セットプレーからこぼれ球にいち早く反応したシェフチェンコが押し込んだ!
同点に追いつかれたイングランドは先制点を決めたクラウチを下げて、ショーン・ライト・フィリップスを投入。
そして終盤にイングランドが勝ち越した!85分、ベッカムのセットプレーからジェラードが折り返し、テリーが詰めていた!
セットプレーゲームを制したのはイングランドだった。
<結果>
イングランド 2-1 ウクライナ
<得点>
イングランド 29分 クラウチ
85分 テリー
<マン・オブ・ザ・マッチ>
テリー
イングランドが5戦全勝。決して良かったとは言えなかったが決めるときに決めることができた。でも、クラウチもワールドカップ優勝を狙うチームのストライカーとしてはやはり物足りなさを感じる。そして両サイドバックが危ない。最終ラインとしての安定さはセンターバックとの間に歴然の差があった。そのセンターバックのテリーは大事なところで存在感を発揮した。個人的にはシェフチェンコ、ベッカムの両ミラン選手が得点に絡む活躍をして良かった。