「ユベントス vs フィオレンティーナ」
08/09セリエA第20節。
勝ち点差3で首位のインテルを追う2位ユベントスと、レッチェとミランに連敗中と調子を落としている6位フィオレンティーナの対戦。
フィオレンティーナはムトゥの不在が響いている。
<前半>
序盤はやはり好調ユベントスが支配。シュートは少ないまでも、ゴール前までは持ち込めていた。
そして20分、ユベントスが先制した!右サイドに開いてボールをもらったデルピエロが、中央に向かってドリブルして意表を突くスルーパス!後ろから抜け出してきたマルキージオが巧く浮かして初ゴールをマーク!あの狭いところを通すデルピエロのパスは圧巻!
フィオレンティーナの決定機は32分のサンターナのヘディングだった。惜しくもクロスバーに弾かれて同点にはならなかった。
前半はユベントスの最終ラインにブッフォンを加えた守備陣の安定が目立った。攻撃陣もアマウーリのキープ力、デルピエロのラストパス、飛び出しはチャンスを作れていた。フィオレンティーナは前線へのパスが通ってなかった。クロスやラストパスの精度を上げていかないと得点チャンスは増えていかない。守備は悪くない。比較的高い位置からのプレッシャーもかけれていた。
<後半>
1点を追いかけるフィオレンティーナは後半頭からゴッビに代えてクズマノビッチを入れてきた。
そのフィオレンティーナもユベントスゴール前まで展開できるようにはなったが、決定機という場面は見せれなかった。72分に獲得したばかりのボナッツォーリを投入。
そのボナッツォーリの高さを活かした攻撃に切り替えてチャンスを多くしたが最後まで実らなかった。
<結果>
<得点>
<マン・オブ・ザ・マッチ>
ユベントスらしい勝ち方をした。チャンスを確実に活かしてしっかり守る。ブッフォンがいるだけでも相当守備は堅くなった。中盤のザネッティ、最前線のアマウーリの守備の貢献も大きい。攻撃面ではデルピエロとマルキオンニが目立った。フィオレンティーナはとうとう3連敗。点が取れない。この試合は入ってもおかしくない場面が2、3度あっただけに運もない。ジラルディーノと中盤の繋ぎがよくなれば。