「バレンシア vs ビジャレアル」
08/09リーガエスパニョーラ第18節。
首位のバルセロナが独走状態に入ってしまったために、絶対に落とせない試合の続くバレンシア。
対するビジャレアルも3連敗中のため、アウェーでも負けは許されない。
<前半>
なんと開始直後の1分にバレンシアがいきなり先制した!ショートコーナーからホアキンのクロスが上がり、ルベン・バラハが中央でヘディングで押し込んだ!完全にフリーになっていた。
その後すぐにビジャレアルにもかなり惜しいシーンがあった。
序盤からスピーディーな展開だった。
追加点もあっという間に生まれた!10分、ミゲウ出場停止により右サイドバックに入ったアルベルダから最前線に抜けるスルーパスが出て、受けたビジャが一人かわして確実に決めた!ビジャレアルのセンターバックは脆過ぎる。
そのビジャレアルのセンターバックの一人であるゴンサロ・ロドリゲスが、足の負傷により20分過ぎに退くアクシデントまで発生してしまった。ビジャレアルは早い時間帯で苦しい状況に追い込まれてしまった。それでも攻撃は活性化していて、ロッシイバガサには多くチャンスがあった。
それでも次第にバレンシアのポゼッションが高まっていき、ビジャレアルは最初可能性のあったサイド攻撃も仕掛けられなくなっていった。
対してバレンシアの攻撃は速かった。カウンターも人数をしっかりかけていた。
しかしロスタイム、フエンテスがコーナーから1点返す貴重なゴールを奪った!
前半は2-1でホームのバレンシアがリードして折り返した。バレンシアにはもっと得点が入っていてもおかしくなかった。そのくらい勢いがすごかった。ただ、ビジャレアルは苦しいながらも1点差で前半を終えたのは大きかった。
<後半>
後半頭からビジャレアルはカードを受けているエグレンに代えてエジミウソンを入れてきた。
早く追いつきたいビジャレアルは、前半から精度の上がらない右サイドのアンヘルのクロスがもったいなかった。
ビジャレアルは最後のカードにピレスを選択。
バレンシアは前半で疲れたのか、後半は次第にビジャレアルに押し込まれる時間帯が増えていった。
そしてついに76分、ビジャレアルが同点に追いついた!中央突破からラストパスを受けたジョセバ・ジョレンテがシュートを放ち、一度はキーパーに防がれるも再びシュートを打って決めた!
ところがその直後バレンシアが勝ち越した!79分、ショートコーナーからマタのクロスに合わせたのはエドゥーだった!途中交代で入ったエドゥーのヘディングは打点が高かった!
しかしこれでは終わらず、83分にまたビジャレアルが同点にした!ホアキンがペナルティエリア内でファウルを犯し、そのPKをロッシが落ち着いて決めた!
最後の最後までどちらにも勝ち越せそうなチャンスはあったが、結局3-3のドローで終わった。
<得点>
バレンシア 1分 ルベン・バラハ
10分 ビジャ
79分 エドゥー
ビジャレアル 45分 フエンテス
76分 ジョセバ・ジョレンテ
83分(PK) ロッシ
<マン・オブ・ザ・マッチ>
ホアキン
前半だけ見れば1失点を除いてバレンシアペースだった。その前半に決めるべきところで決められなかったのが結果的に響いて勝ち損ねた。逆に言えばビジャレアルが我慢した。攻撃がとても魅力的な見応えのある試合だった。