「ミラン vs ペルージャ」
98/99セリエA第17節。
過去2シーズン最悪なシーズンを送ったあとのミラン。ザッケローニが復活を狙う。
<スタメン>
GK ロッシ
DF サーラ
コスタクルタ
マルディーニ
MF バ
アルベルティーニ
レオナルド
アンブロジーニ
クリエルミンピエトロ
FW ビアホフ
ウェア
監督 ザッケローニ
<前半>
開始直後からミランが勢いよく分厚い攻撃を仕掛けた。
一度ペルージャに流れが傾きかけたが、37分にミランが先制した!レオナルドのコーナーキックからビアホフが得意の頭で合わせたがポストに弾かれ、そこに素早く反応したグリが決めた!
さらに3分後には追加点を今度はビアホフが決めた!グリのクロスから高い打点でビアホフがヘディングで押し込んだ!
前半は怒涛の攻撃を見せつけたミランが2点リードして折り返した。ともにビアホフの高さと強さを活かした得点だった。攻撃にかける人数も多く、ビアホフがいるおかげで前線へのハイボールやクロスがためらいなく出せる。
<後半>
前半ほどビアホフは目立たなかった。ペルージャも反撃を仕掛けだした。
ミランは途中からボバンとドナドーニを入れた。
そして終了前に中田がPKを決めて1点差に詰め寄ったが同点までには至らなかった。
2-1で勝利したミランだったが、点差以上に実力差はあった。何より負ける気がしない展開だった。全員の守備意識が高かったし、攻撃も相手の息つく間もない分厚いものだった。ポジショニングがよくカバーもそれぞれしっかりしていたから後ろの選手も飛び出していけた。ペルージャは若い中田が中心になっていた。運動量、パス、キープ力、視野の広さなど思った以上だった。