ミラニスタのレポート

ミランの試合内容・結果、移籍情報等を綴っています

「ユベントス vs ミラン」

08/09セリエA第16節。

勝ち点30同士で2位と3位。共に首位のインテルを追う負けられない状況だ。

このユベントスとの大一番に、守備の要のガットゥーゾと攻撃の要のカカがいない。

<スタメン>

         パト

    ロナウジーニョ セードルフ

  アンブロジーニ    エメルソン

         ピルロ

ヤンクロフスキ       ザンブロッタ

     カラーゼ  マルディーニ

       アッビアーティ


<前半>

立ち上がりこそポゼッションできたように思えたが、すぐにユベントスにペースを持っていかれた。

そして16分、ヤンクロフスキデルピエロにPKを献上してしまい早くも先制を許してしまった。

ところがそのユベントスは30分で主力のネドベドを失った。どこか痛めたようだった。

その後ついにミランが追いついた!31分、カラーゼの高い位置でのインターセプトから左のロナウジーニョへ送り、そして中央のパトへ合わせて同点にした!

それでもわずか3分後、再びリードを許してしまった。34分、コーナーキックからキエッリーニにヘディングで決められてしまった。フリーにしていた。

さらには41分に追加点を決められ2点差に。左サイドからのクロスにアマウリがお手本のようなヘディングを見せた。


前半だけで3-1。失点しすぎ。中盤も含めた最終ラインの守備が酷過ぎた。特にカラーゼヤンクロフスキ、エメルソン。アンブロジーニピルロも本調子ではない。ロナウジーニョとパトだけ良かった。


<後半>

ミランは頭からエメルソンに代えてシェフチェンコを投入した。

その効果ではなかったが、56分にミランが1点返した!セードルフとロナウジーニョのワンツーからアンブロジーニが最後ミドルシュートを決めた!相手ディフェンダーに当たってコースが変わったこともラッキーだった!

セードルフが得意の左にポジションを取るようになって組み立てが面白くなるかと思った矢先、65分にザンブロッタが2枚目のイエローをもらって退場となってしまった。

そして69分、とうとう4点目までも許しまたも2点差とされてしまった。アマウーリが個人能力の高さを見せつけた。体のバランス、足もとの巧さはさすがだった。

その後集中力を切らしたミラン。ピンチの方が増してきて追いつくどころではなかった。


<結果>

ユベントス 4-2 ミラン

<得点>

ユベントス 16分 デルピエロ(PK)
      34分 キエッリーニ
      41分 アマウーリ
      69分 アマウーリ

ミラン 31分 パト
    56分 アンブロジーニ

<チーム評価>

4.0

<個人評価>

アッビアーティ:5.0
ザンブロッタ:5.0
マルディーニ:5.5
カラーゼ:4.5
ヤンクロフスキ:4.0
ピルロ:5.5
エメルソン:4.5
アンブロジーニ:5.5
セードルフ:5.5
ロナウジーニョ:6.0
パト:6.0
シェフチェンコ:4.0
アントニーニ:5.5
インザーギ:5.0
アンチェロッティ:4.5

<マン・オブ・ザ・マッチ>

アマウーリ(ユベントス)


予想よりもあまりに酷い内容と結果だった。4失点はあり得ない。さすがにもう限界を超えたと思った。特に目立ったのはカラーゼヤンクロフスキ、そして途中交代で下がったエメルソン。彼らはトップチームの選手としてはとってはならない動きをしてしまった。ネスタ、ガットゥーゾ、カカの不在ももちろん大きかった。攻撃はせっかくロナウジーニョが良くなってきているのに周りが動いていなかった。パトもワントップタイプではない。パートナーがほしいがそれはシェフチェンコインザーギではない。シェフチェンコももう戻らないのではないだろうか。ユベントスのアマウーリやデ・チェーリエが良かったこともあったが、とにかく最大の敗因は守備陣であることに間違いない。