ミラニスタのレポート

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「バルセロナ vs レアルマドリード」

08/09リーガエスパニョーラ第15節。

カンプ・ノウでの伝統クラシコ。

間違いなく現在世界最強と思われる戦いを見せているバルセロナ。ほとんど穴がなく絶好調。

対してレアルは連敗してシュスター監督が解任。ファンデ・ラモス監督が新たに就任。ケガ人も多く厳しい状況。

どんな点から見ても今回はバルセロナ圧倒的有利。下手をしたら大差がついてしまうかもしれない。


<前半>

予想通り序盤からホームのバルセロナが積極的にレアルゴールに襲い掛かった。

20分が経過してようやくレアルにもチャンスが得られるようになったが、35分にスナイデルが負傷でミゲル・バランカと交代するアクシデントが発生。


前半は0-0。レアルがよく守ったと言える内容だった。ラウールのワントップでスタートしたレアルは引くに引いてバルセロナの攻撃を見事に止めた。寄せも速くて特にメッシに対しては激しかった。カウンターは左サイドのドレンテを中心に仕掛け、決定機も一度あっただけに決めておきたかった。

バルセロナは右のメッシ、ダニエウ・アウヴェスが果敢に攻めた。多彩な攻撃を見せるも白い壁を突破できなかった。


<後半>

後半もバルセロナが攻める構図は変わらず。

そして24分に交代して入ったセルジ・ブスケスに対してサルガドがペナルティエリア内でファールを犯しPKを献上。しかしカシージャスがエトーを止めて先制ならず。

最大のピンチを切り抜けたレアルだったが83分、ついにバルセロナに先制を許してしまった!シャビのコーナーキックからプジョルが頭で落とし、エトーが当てて均衡を破った!

そしてさらにロスタイム、前に出たレアルに逆にカウンターを仕掛けたバルセロナが勝負を決める追加点を奪った!アンリからパスを受けたメッシがループシュートカシージャスをかわした!


<結果>

バルセロナ 2-0 レアルマドリード

<得点>

バルセロナ 83分 エトー
      90分 メッシ

<マン・オブ・ザ・マッチ>

メッシ(バルセロナ)


バルセロナが攻め続けてレアルが守り続けた。カシージャスのPKセーブを含めて先制を許すまではレアルがホントに辛抱強く守った。それでも最高の攻撃力を誇るバルセロナを止めることはできなかった。バルセロナは気持ちのこもった試合展開だった。これでセビリア、バレンシア、レアルマドリードと上位陣に連続完封勝ち。一気に抜け出してしまった。レアルマドリードは監督が変わったばかりで勝利できればチームが変わることができたかもしれなかったが、バルセロナの強さはそれを超えていた。ポジションチェンジを頻繁に行う多彩な攻撃は現在最強だ。