「インテル vs ユベントス」
08/09セリエA第13節。
イタリアダービー。1位インテルと勝ち点3差で追いかける3位ユベントスの上位対決。両チームの監督はもともとチェルシーを率いたことがある。
1位に位置しているとは言え、あまり上手くいっていないインテル。イブラヒモビッチとアドリアーノのツートップでスタート。アドリアーノは久しぶりのスタメン。
逆に絶好調のデル・ピエーロ率いるユベントスは公式戦7連勝中。ダービーに強いカモラネージはベンチスタート。
<前半>
激しい試合を予感させる立ち上がりに、いきなりユベントスにアクシデントが発生。2分経たずしてチアゴが足を痛めてマルキージオと交代してしまった。嫌な痛め方だった。
序盤優勢だったのはインテル。トップ下のスタンコビッチの動きが目立った。
好調ユベントスも負けじと反撃。非常に展開が速く激しいゲームとなった。
インテルのビッグチャンスはレグロッターリエのパスミスからだった。イブラヒモビッチが1人で持ち込んでシュートまで持っていったが枠を捉えることはできなかった。
加えてインテルは高さを活かした攻撃を仕掛けたが、マニンガーの飛び出しで全て防がれた。
インテルはツートップとスタンコビッチの絡みが非常に良く機能していた。あと1人でも飛び出してきたらチャンスはかなり広がりそうだった。
ユベントスはアマウーリがなかり抑えられて苦しかった。いつものようにデル・ピエーロとネドベドの連係もなかった。ただ、最終ラインのコントロールは見事だった。ことごとくインテルの攻撃を無力化していた。
<後半>
後半も両チームとも守備が良かった。それでなかなか攻め切ることができなかった。
膠着状態に入ってしまい、お互い動くのがかなり難しい状況となった。
それでも先に動いたのはラニエリ。69分についにカモラネージを投入。
ところが先制したのはインテルだった!72分、最前線のアドリアーノが競ってこぼれ球をイブラヒモビッチが詰めてシュートを放ったが、当たり損ないとなり、ムンタリがそれを押し込んでゴールが生まれた!イブラヒモビッチとムンタリが良く拾い、良く詰めた!
追い詰められたユベントスはヤクインタを入れて反撃を試みた。前半よりもネドベドにボールが集まり、面白い展開もできるようになったが、結局同点に追いつくことはできなかった。
<結果>
<得点>
<マン・オブ・ザ・マッチ>
最後まで気の抜けない緊張感の高いゲーム内容だった。特に守備に関しては両チーム素晴らしかった。集中力の持続が最小得点に抑えた。インテルはアドリアーノが予想に反して状態が非常に良かった。体の強さを活かしてイブラヒモビッチとスタンコビッチへ上手く繋いだ。スタンコビッチがバランスを取り、運動量も多く厚い攻撃の核となっていた。