「ミラン vs マンチェスターU」
09/10チャンピオンズリーグ決勝ラウンド1回戦1st leg
スタジアム:スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ(ミラノ/イタリア)
キックオフ:2010年2月16日20:45(現地時間)
<グループステージ>
ミラン:2位(グループC) 勝点9 2勝3分1敗
マンチェスターU:1位(グループB) 勝点13 4勝1分1敗
<スタメン>
ミラン(4-3-3):GK:ジーダ DF:ボネーラ ネスタ チアゴ・シウバ アントニーニ MF:ベッカム ピルロ アンブロジーニ FW:パト フンテラール ロナウジーニョ
サブ:アッビアーティ ファバッリ アバーテ ガットゥーゾ フラミニ セードルフ インザーギ
出場停止:なし
ベンチ外:ローマ カラーゼ オッド ヤンクロフスキ アディアー
出場不可:オニェウ ザンブロッタ マンシーニ ボリエッロ
監督:レオナルド
マンチェスターU(4-2-3-1):GK:ファン・デル・サール DF:ラファエウ ファーディナンド エバンス エブラ MF:スコールズ キャリック ナニ パク・チソン フレッチャー FW:ルーニー
監督:ファーガソン
主審:ベンクエレンサ
CL再開。ベスト16の1st leg。まずはサン・シーロ。
ミランは出場が危ぶまれたチアゴ・シウバが何とか間に合った。ボリエッロは間に合わず。代わりは先日ウディネーゼ戦でも先発し、ドッピエッタを決めたフンテラール。マンシーニはインテルで今季出場しているため登録不可。ベッカムは言うまでもなく古巣対決でスタメン。セードルフはここのところコンディションを落としておりベンチスタート。
マンチェスターUはビディッチ、アンデルソン、ギグスが招集外。ベルバトフ、オーウェン、バレンシアがベンチスタート。
<前半>
3分:得点:ミラン:ロナウジーニョ 立ち上がりいきなりミラン先制!パトがエブラからファールを受けて得たフリーキックからベッカムが得意のクロスを送り、ディフェンダーがクリアしたボールをロナウジーニョがダイレクトボレーを叩きこんだ!ディフェンダーに当たって少しコースが変わった!
36分:得点:マンチェスターU:スコールズ 右サイドのフレッチャーからのクロスにスコールズに合わせられ同点にされた。
37分:交代:ミラン:アントニーニ→ファバッリ 筋肉系のトラブルでアントニーニが足を痛めてしまった。
前半は不本意な1-1。ミランがおして、マンチェスターUに決められる展開ではなかった。ミランはロナウジーニョ、フンテラール、アントニーニと決定機が多く見られた。マンチェスターUの守備陣にミスがあることも目立った。守備面でもルーニーには全く何もさせなかった。右サイドバックにボネーラ起用は当たり。ルーニー以外にもパク・チソンらも止めていた。心配なのは左サイド。マンチェスターUはそこをついてきている。アントニーニが退いたのが残念。失点時もアントニーニが負傷したとき。ファバッリに代わってさらに狙ってくるだろう。ただ、ナニは前半見る限りでは良くない。
<後半>
66分:得点:マンチェスターU:ルーニー ルーニーに決められてしまい逆転された。代わって入ったばかりのバレンシアに右サイドからクロスを上げられ、ルーニーがファーでヘディングで合わせた。ボネーラがマークしきれなかった。
74分:得点:マンチェスターU:ルーニー あまりにも痛すぎる追加点。フレッチャーに余裕を持って高い位置でキープされ、フワッと浮かせた裏へパスをルーニーにヘディングで決められた。
85分:得点:ミラン:セードルフ 左サイドのロナウジーニョからの折り返しに2列目から飛び出したセードルフが上手く合わせて1点差に!密集地帯でよく決めた!ファバッリの高い位置での守備からだった!
90+3分:交代:マンチェスターU:ラファエウ→ブラウン
90+3分:退場:マンチェスターU:キャリック 2枚目のイエローでキャリックが退場。
<結果>
ミラン 2-3 マンチェスターU
<得点>
ミラン 3分 ロナウジーニョ
85分 セードルフ
マンチェスターU 36分 スコールズ
66分 ルーニー
74分 ルーニー
<チーム評価>
4.5
<個人評価>
ジーダ:5.0
ボネーラ:5.5
ネスタ:5.5
チアゴ・シウバ:6.0
アントニーニ:6.0
ベッカム:5.5
ピルロ:6.0
アンブロジーニ:5.5
パト:5.0
フンテラール:5.0
ロナウジーニョ:6.5
ファバッリ:5.5
セードルフ:6.0
インザーギ:5.0
レオナルド:5.0
<マン・オブ・ザ・マッチ>
ルーニー
絶対に勝ちたいホームで敗戦。アウェーゴール3点も与えてしまった。後半は良くなかった。試合を支配され、攻撃に出ることが少なくなってしまった。マンチェスターUは前半から攻めていた右サイドにおいて、ファバッリに代わったところをさらに狙うためにバレンシアを投入。それが逆転ゴールに繋がった。ボネーラも前半素晴らしかったのが嘘のように後半は集中力を欠いた。ネスタ、チアゴ・シウバも前半みたくルーニーを捉えることはできなかった。そして後半はほとんど見せ場のなかった攻撃陣。1点こそ返し、その連係はさすがだったが、フンテラールとパトは合わず、そのパトと途中で入ったインザーギは試合に出ていない影響が顕著に見て取れた。全体のバランスとしてはやはり中盤を厚くしたマンチェスターUに対しスリーセンターではきつい。プレッシャーがかけられない。特に終盤になってくるとその影響は大きくなる。負けていたので交代はセードルフを入れたが、その直後の失点はまさにベッカムがいなくなったところでフレッチャーにボールを持たれたところから生まれた。最低でもあと1点欲しかった。2nd legはアウェーで2点差で勝利する必要がある結果となった。また、キャリックが出場停止となる。
<今後の予定(キックオフ時間は現地時間)>
2/21(日) 20:45 セリエA第25節 バーリ(A)
2/24(水) 18:30 セリエA第17節 フィオレンティーナ(A) 延期試合分
2/28(日) 15:00 セリエA第26節 アタランタ(H)
3/6(土) 20:45 セリエA第27節 ローマ(A)
3/10(水) 20:45 チャンピオンズリーグ決勝ラウンド1回戦2nd leg マンチェスターU(A)