「ミラン vs ローマ」
09/10セリエA第8節
スタジアム:スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ(ミラノ)
キックオフ:2009年10月18日20:45(現地時間)
<第7節終了時点>
ミラン:12位 勝点9 2勝3分2敗
ローマ:8位 勝点11 3勝2分2敗
<スタメン>
ミラン(4-4-2):GK:ジーダ DF:オッド ネスタ チアゴ・シウバ ザンブロッタ MF:アバーテ ピルロ アンブロジーニ セードルフ FW:パト ロナウジーニョ
サブメンバー:ローマ カラーゼ ヤンクロフスキ フラミニ アントニーニ フンテラール インザーギ
監督:レオナルド
ローマ(4-4-2):GK:ドニ DF:カッセッティ メクセス ブルディッソ リーセ MF:タッディ デ・ロッシ ピサーロ ペロッタ FW:メネズ ブチニッチ
監督:ラニエリ
主審:ロゼッティ
代表戦明けのゲーム。ミランはチアゴ・シウバがケガから復帰。ガットゥーゾが休養でボリエッロは大事を取って招集外。しかしストラーリが直前で負傷。急遽ジーダがゴールマウスを守ることになってしまった。そして4-4-2へのシステム変更。
ローマはトッティがやはり間に合わず。ドニが負傷明けとなった。
<前半>
3分:得点:ローマ:メネズ 開始早々の失点。チアゴ・シウバがバックパスをまさかのミスをしてメネズに抜け出され、そのまま簡単に決められてしまった。
前半はリードを許して折り返した。得点力が欠如していて1点が致命的になるのにミスから早々に失点をしてしまった。メネズに決められたが得点されたとき以外にも抜け出されていた。ミランはカウンターからパトが運んでセードルフが最終的に放ったシュートがあったが、そこだけしかチャンスがなかった。ツートップに効果的にボールが渡ることもなく、もらいにくることもなかった。アバーテも右サイドをスピードを活かして上がっていったがラストパスの精度は低い。
<後半>
ハーフタイム:交代:ミラン:アバーテ→インザーギ 前半にメクセスとの接触で少し足を痛めたようだったアバーテに代えてインザーギを投入。右にパト、左にロナウジーニョのスリートップ、4-3-3に変更してきた。
56分:得点:ミラン:ロナウジーニョ(PK) セットプレーからネスタがエリア内で倒されてPKを獲得し、ロナウジーニョがこれを沈めて同点!
67分:得点:ミラン:パト やっときたパト!左サイドのロナウジーニョが斜めに逆サイドへ大きな展開のパス、パトが見事なトラップからディフェンダーを振り切ってドニもかわして落ち着いて決めた!狙い通りの展開から逆転!
71分:交代:ローマ:タッディ→グベルティ ブチニッチ→オカカ
75分:交代:ローマ:メネズ→ジュリオ・バチスタ
81分:退場:ミラン:アンブロジーニ 2枚目のイエローでキャプテンが退場。肘打ちをしてしまった。
84分:交代:ミラン:ロナウジーニョ→フラミニ
<結果>
ミラン 2-1 ローマ
<得点>
ミラン 56分 ロナウジーニョ(PK)
67分 パト
ローマ 3分 メネズ
<チーム評価>
6.5
<個人評価>
ジーダ:5.5
オッド:5.5
ネスタ:6.5
チアゴ・シウバ:5.5
ザンブロッタ:5.5
アバーテ:5.5
ピルロ:5.5
アンブロジーニ:5.5
セードルフ:6.0
パト:6.0
ロナウジーニョ:6.5
インザーギ:6.0
フラミニ:-
レオナルド:6.5
<マン・オブ・ザ・マッチ>
ロナウジーニョ
ミランが逆転勝ちで公式戦5試合ぶりの勝利。1試合2得点も久しぶり。本当にいつ以来勝ったんだろうという気持ち。前半を見たときは正直今日もまたダメかと思った。後半から思い切って変えていたシステムをさらに変えて臨み、それが結果的には功を奏した形となった。前半は中で張っていただけのロナウジーニョとパトが活きるようになり展開も大きくなった。セードルフもやはり中央の方が良い。アンブロジーニが退場してしまったけれどリードしてからであったし、残り時間はなんとか凌いだ。システム変更によってデメリットはそこ。中盤の負担がさらに大きくなる。運動量の大きく低下した中盤だけに継続していけるシステムではないかもしれない。サイドバックも頼りにならないし、前線の3人は守備をしないことも影響が大きい。攻撃するときは良いのだが…。さて、次はミッドウィークにCLのレアルマドリード戦。厳しい連戦だが弾みにするべきときだ。