「ローマ vs アーセナル」
08/09チャンピオンズリーグ決勝ラウンド1回戦 2nd leg。
<1st leg>
アーセナル 1-0 ローマ
押しながらもファン・ペルシーのPK1点に留まったアーセナル。エドゥアルドとウォルコットがベンチに入った。
ローマはトッティがスタメンに入ったものの、デ・ロッシとメクセスがいないのはかなり痛い。
<前半>
点の必要なローマが序盤から積極的にプレッシャーをかけた。
そして9分、ローマが狙い通り早い時間帯で先制した!トッティの折り返しからうまく抜けて、ファーにセットプレーの流れから残っていたフアンが押し込んだ!
それからもローマが押し込む時間帯が続いた。
ところが先制点を決めたフアンが負傷で28分に退いた。代わりに入ったのはジュリオ・バチスタだった。
前半終了直前にモッタのオーバーラップからあわやPKかと思われる場面もあった。
前半はローマが積極性を露わにした。フアンが退いてディアムテーヌとリーセという急造のセンターバックになってしまった守備陣は不安が残る。アーセナルは落ち着いてボールを持たせてはもらえなかった。
<後半>
後半は攻守の切り替えの速い展開だった。
両チームとも最後のところが突破できずに膠着状態に入ってしまった。
先に動いたのはアーセナル。74分に復帰したばかりのウォルコットを投入した。
続けてエドゥアルドも入れた。
ローマは終了間際にタッデイが負傷交代。運動量多く活躍していただけに残念であった。
そして試合は延長に入った。
<延長戦>
延長に入るとボールの収まるところはほとんどできなくなっていった。
パスも繋がりがなくなり、間延びは避けられなかった。
結局延長でも決着がつかず、PK戦へ突入した。
先攻はアーセナル。
エドゥアルド:×
ピサーロ:〇
ウォルコット:〇
ジュリオ・バチスタ:〇
ナスリ:〇
モンテッラ:〇
デニウソン:〇
トッティ:〇
トゥレ:〇
アクイラーニ:〇
サニャ:〇
リーセ:〇
ディアビー:〇
トネット:×
最後8人目のトネットが大きく外してしまい、7-6でアーセナルが勝利した。
<結果>
ローマ 1-0 アーセナル
<得点>
ローマ 9分 フアン
ローマ 1-1(PK 6-7) アーセナル
<マン・オブ・ザ・マッチ>
リーセ
長い長い死闘を制したのはアーセナルだった。試合はローマは優勢に進めていただけに、90分以内に決めておきたかった。ローマは前線の出来があまりよくなかった。逆に最終ラインが良かった。急造のセンターバックコンビはかなり奮闘していた。右サイドのモッタは再三オーバーラップしてチャンスを演出していた。アーセナルは交代選手が上手く機能しなかったが、失点は1に抑えて勝利に繋いだ。